発声の基礎となる呼吸。
その呼吸の仕方で声の質が決まるといっても過言ではありません。
今回はすべての発声の基礎、腹式呼吸の行い方、トレーニング法を紹介していきます!!
腹式呼吸とは
腹式呼吸とは横隔膜を使った呼吸法です。
横隔膜とは肺の下にある膜のことで、息を吸うと下がり、吐くと上がります。
この横隔膜の動きを利用して、普通よりも多く息を取り入れる呼吸法を腹式呼吸といいます。
よく腹で息を吸うと表現されますが、まさにそのとおりです。
わき腹まで腹を膨らます勢いで息を吸いましょう。
最初は意識しないと自然にはできないと思われますが、日常的に練習することで歌唱中に意識することなく腹式呼吸ができるようになります。
腹式呼吸のトレーニング法
先ずは姿勢からです!
背中はしっかり伸ばします。曲げてしまうと息のとおりが悪くなり上手く呼吸ができません。
足は肩幅にひらき、足の指は親指に力を入れる意識を持ちます。すると自然に重心が前に移動するため息のとおりがスムーズになります。
そして一番意識が必要な腹です。腹は呼吸時へその下あたりに力が入る意識を持っておきましょう。
その姿勢のままたっぷり4カウントで息を吸います。
この際へその下あたりが膨らめば腹式呼吸ができています。
そしてへその下を意識しながらたっぷり4カウントで息をはききります。
この反復練習によって腹式呼吸を身につけましょう!!
腹式呼吸の効果は絶大!
腹式呼吸を身につけることによるメリットは数多くあります!
腹式は胸式と違い一度に取り入れる息の量が多いため、歌唱中の息切れを激減できます!
また腹式には息のコントロールがしやすく、喉を痛めにくいという効果もあります。
さらに腹式呼吸による横隔膜の緊張、弛緩の繰り返しはリラックス効果もあり医療の場でも推奨されています!
普段から意識して腹式呼吸することで歌唱力のアップのみならず、肉体・精神の健康にも繋がるのです!!
ぜひ日常から心がけてみてください。